地球の構造は↓のようになっています。
このうちプレートと呼ばれる部分が地震の発生に関係しています。
◉プレート
地殻(地球の表面をおおう厚い岩盤)とマントル上部を合わせたもの。
地球は数枚のプレートが重なり合っている。
◉日本付近のプレート
日本付近には4つのプレートがある。↓
太平洋プレート・フィリピン海プレートを海洋プレートという。
ユーラシアプレート・北アメリカプレートを大陸プレートという。
日本列島を↑の図のように切った時の断面の様子は、↓のようになっています。
海洋プレートは ← の方向に動いています。
※大陸プレートと海洋プレートが重なってできた溝を海溝(かいこう)といいます。
海洋プレートが動くことによって、大陸プレートが引きずり込まれます。↓
このひずみに耐え切れなくなった大陸プレートがはね上がります。
これが巨大な地震となるのです。
このように大陸プレートのはね上がりによって起こる地震を海溝型地震(プレート海溝型地震)
といいます。
特に津波による被害が大きい可能性が高い地震です。
例)東北地方太平洋沖地震(2011年) ※俗にいう東日本大震災です。
海溝型地震の影響でプレート内部に「ずれたあと」が残ることがあります。
この大地のずれを断層といいます。
その中でも今後もずれが大きくなる可能性がある断層を活断層といいます。
この活断層のずれで起こる地震を内陸型地震(直下型地震ともいう)といいます。
日本には2000以上の活断層があるそうです。
例)兵庫県南部地震(1995年) 岩手・宮城内陸地震(2008年)
・地震発生のメカニズムを説明できるようにしよう。
→ 海洋プレートの動きに大陸プレートが引きずり込まれることによって起こる。
次回は「地震のゆれ」です!