1.断層としゅう曲
●断層
地震などの影響により生じる地層のずれ。
今後もずれが大きくなる可能性がある断層を活断層という。
●しゅう曲
地層全体が曲がったもの。
断層は3種類あります。
1つは横ずれ断層と呼ばれるもの。
あと2つは正断層・逆断層と呼ばれるものです。
正断層は、左右に地層を引っ張る力がはたらいてできます。↓
一方で逆断層は、左右に地層を押し縮める力がはたらいてできます。↓
断層は地震などにより急激に力がはたらくことにより生じます。
では「急激」でなければどうなるのでしょうか。
ゆっくり時間をかけて地層を左右に押し縮める力がはたらいたときはしゅう曲という変形が生
じます。↓
2.土地の隆起・沈降
●隆起
陸がもとより高い位置になること。
海水面が下がる場合、陸が上がる場合の2種類がある。↓
●沈降
陸がもとより低い位置になること。
海水面が上がる場合、陸が下がる場合の2種類がある。↓
●隆起による地形
海岸段丘と河岸段丘がその例。
↓のような川があったとしましょう。
川の流れ(流水のはたらき)によって川の側面は徐々に削られます(侵食)。↓
つまり↓の図のように変形します。
ここで土地が隆起したとすると(水面の下降または土地の上昇)、↓の図のようになります。
ここで川岸の赤色の部分を段丘面といいます。↓
このように川岸に段丘面ができたときの地形を河岸段丘といいます。
海岸沿いにできた場合は海岸段丘といいます。
・正断層・・・引っ張る力を受けてできる。
・逆断層・・・押し縮める力を受けてできる。
次回は「不整合」です!