1.力の表し方
重力や摩擦力、磁力などの物体にはたらく「力」。
力は「大きさ」「向き」「作用点」の3つの要素があります。(力の3要素と呼ぶ)
これを表すためには矢印を使います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=433x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i6a4fd70b28f679a3/version/1675992719/image.png)
・力の向き・・・・力の加わる方向のこと。
・力の大きさ・・・単位は【N】(ニュートン)。
・作用点・・・・・力のはたらく場所のこと。
2.力の合成
●力の合成
2つ以上の力を1つにまとめること。
●合力
力の合成によってまとめられた力のこと。
力の合成の作図には3つのパターンがあります。
①2つの力が同じ向きの場合
②2つの力が反対向きの場合
③2つの力が角を持っている場合
この3つについてそれぞれ作図方法を見ていきましょう。
①2つの力が同じ向きの場合
物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=376x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/ia1c69d6833d78db5/version/1675992622/image.png)
合成するときは、2つの矢印の長さを測り、つなぎましょう。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=454x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i0f9aa3b12684cdf9/version/1675992709/image.png)
②2つの力が反対向きの場合
物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=468x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i7b0fdeabb826ad85/version/1675992662/image.png)
合成するときは、2つの矢印の長さを測り、長い方から短い方を引きましょう。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=508x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i9aa89306a46aefd1/version/1675992701/image.png)
③2つの力が角を持っている場合
物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=321x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i76344f088c937277/version/1675992739/image.png)
このような場合は、F1とF2を辺とする平行四辺形を書きます。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=409x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/i032f22d02a29e10c/version/1675992765/image.png)
次にF1・F2の作用点から、平行四辺形の対角線に沿って矢印を引きます。
これがF1・F2の合力になります。↓
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=402x10000:format=png/path/sb5ba727e3608fdfa/image/ied83f4a4e00285c3/version/1675992783/image.png)
力の合成 → 互いの矢印を辺とする平行四辺形を作図する!
(合成したい力が平行四辺形の辺になるようにする)
次回は「力の分解」です!