成績アップの秘訣~基礎と実践のバランス「中学理科#89~力の合成~」 勉強が好きになる小中高生向け学習塾「札幌自学塾」 

 

1.力の表し方

重力や摩擦力、磁力などの物体にはたらく「力」。

 

力は「大きさ」「向き」「作用点」の3つの要素があります。(力の3要素と呼ぶ)

 

 

 

これを表すためには矢印を使います。

 

 

 

 

・力の向き・・・・力の加わる方向のこと。

 

・力の大きさ・・・単位は【N】(ニュートン)。

 

・作用点・・・・・力のはたらく場所のこと。

 

 

 

 

2.力の合成

 ●力の合成

 

2つ以上の力を1つにまとめること。

 

 

 

 ●合力

 

力の合成によってまとめられた力のこと。

 

 

 

 

力の合成の作図には3つのパターンがあります。

 

 

 

①2つの力が同じ向きの場合

 

 

②2つの力が反対向きの場合

 

 

③2つの力が角を持っている場合

 

 

 

 

この3つについてそれぞれ作図方法を見ていきましょう。

 

 

 

 

①2つの力が同じ向きの場合

物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓

 

 

 

 

 

合成するときは、2つの矢印の長さを測り、つなぎましょう。↓

 

 

 

 

 

 

②2つの力が反対向きの場合

物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓

 

 

 

 

 

合成するときは、2つの矢印の長さを測り、長い方から短い方を引きましょう。↓

 

 

 

 

 

 

③2つの力が角を持っている場合

物体にF1・F2の力がはたらいているとします。↓

 

 

 

 

 

このような場合は、F1とF2を辺とする平行四辺形を書きます。↓

 

 

 

 

 

次にF1・F2の作用点から、平行四辺形の対角線に沿って矢印を引きます。

 

これがF1・F2の合力になります。↓

 

 

- POINT -

 

力の合成 → 互いの矢印を辺とする平行四辺形を作図する!

 

合成したい力が平行四辺形の辺になるようにする)

次回は「力の分解」です!