成績アップの秘訣~基礎と実践のバランス「中学理科#143~はく検電器②~」 勉強が好きになる小中高生向け学習塾「札幌自学塾」

 

 

 

 

 

前回 はく検電器①

 

 

 

1.はく検電器

【はく検電器】とは・・・

 

静電気が発生したことを確かめる装置のこと。

 

はくの部分が開いたり閉じたりする。

 

 

 

実験1

①はく検電器に-に帯電した棒を近づける。

 

 

-の電気どうしはしりぞけ合います。

 

そのため、はく検電器の-の電気は「はく」の部分に追いやられます。

 

そして「はく」の-の電気どうしが互いにしりぞけ合うので、「はく」が開きます。

 

 

 

②はく検電器の金属板に指をつける。

 

 

指をつけると「ヒトを経由してはく検電器と地面がつながる」ことになります。(接地やアースといいます)

 

-の電気が金属板と地面を(ヒトを経由して)行き来できるようになります。

 

 

 

③「はく」にあった-の電気は、指を通って地面へ逃げる。

 

 

接地(アース)のはたらきとして

 

 

・はく検電器に-の電気がある

 

→ヒトを経由して、-の電気がはく検電器から地面へと逃げる

 

 

・はく検電器に-の電気がない

 

→ヒトを経由して、-の電気が地面からはく検電器へやってくる

 

 

という効果があります。

 

 

そのため、この場合ははく検電器の-の電気が地面へと逃げていきます。↓

 

 

 

 

④はく検電器から-の電気がなくなるので、はく検電器全体は+に帯電する。

 

金属板に指をつけることで、はく検電器から-の電気が逃げていきます。

 

結果として、はく検電器は+に帯電することとなります。

 

 

 

⑤+の電気が均一に散らばり、「はく」は少しだけ開く。

 

 

+の電気がはくに集まっているわけではないので、はくの開きは小さくなります。

 

 

 

実験2

①はく検電器に+に帯電した棒を近づける。

 

 

はく検電器にあった-の電気は、上の金属板に集まります。

 

「はく」の部分は-の電気がなくなるので、+の電気を帯びることになります。

 

そして「はく」の+の電気どうしが互いにしりぞけ合うので、「はく」が開きます。

 

 

 

②はく検電器の金属板に指をつける。

 

 

 

実験1と同じく、接地(アース)することになります。

 

このとき金属板の-の電気は、棒が帯びている+の電気に引きよせられているので、地面へ逃げることはありません。

 

 

 

 

③-の電気が、ヒトを経由して地面からはく検電器に入り込む。

 

 

 

「はく」の部分には-の電気がない状態でした。

 

しかし接地によって、地面から「はく」に-の電気がやってきます。

 

 

 

④はく検電器全体は-に帯電する。

 

はく検電器全体として見ると、-の電気が非常に多くなります。

 

つまり全体として、-の電気を帯びます。

 

 

 

⑤-の電気が均一に散らばり、「はく」は少しだけ開く。

 

 

 

 

先ほどから登場する「-の電気」。

 

これを電子といいます。

 

 

  

▼電子

 

-の電気のこと。

 

物質の間を移動することができるものを特に自由電子という。

 

 

 

 

次回は「放射線」です!

 

 

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