1.アジア州の山脈
アジア州の山脈は、以下の3つを覚えておきましょう。

- アジア州の山脈 -
- ヒマラヤ山脈
- ウラル山脈
- テンシャン山脈
ヒマラヤ山脈

ヒマラヤ山脈には、世界最高峰の山であるエベレストがあります。
エベレストは標高8848mで、ネパールと中国の国境にまたがっています。
「チョモランマ」という別名でもよく知られていますね。
ちなみに諸説ありますが、チョモランマというのはチベット語で「大地の母神」という意味だそうです。
エベレストの山腹には氷河があり、厳しい自然環境が広がっています。
登山は非常に困難で、高山病や天候の変化、雪崩などの危険が伴います。
それでも多くの登山家が登頂に挑戦しています。
エベレストは、その標高の高さだけでなく、登山家にとってのあこがれの山、そして自然の厳しさを体現する山として、世界中の人々に知られています。
ヒマラヤ山脈は、この世界最高峰のエベレストを筆頭に、8000m級の数々の高峰が連なる山脈です。
ウラル山脈
地図を見ると、ロシアというのはアジア州とヨーロッパ州それぞれにまたがっています。
それを仕切る形になっているのがウラル山脈です。
ウラル山脈より東はアジア州、西はヨーロッパ州となっています。

ウラル山脈の長さは約2000km、平均標高は900~1200m程度です。
最高峰は1895mのナロードナヤ山になります。
鉱物資源が豊富で、石炭、石油、鉄、金、白金、ボーキサイトなどを産出します。
また、エメラルド、トパーズ、アレキサンドライトなどの宝石も産出されます。
南北に長い山脈なので、植物や動物の特徴は南北や標高で大きく異なります。
北部は針葉樹林が広がり、トナカイやクロテンなどの哺乳類が生息しています。
一方南部では広葉樹林やステップも見られ、より多様な生態系が形成されています。
生息する動物の種類は2000種を超えるとも言われています。
こうした豊かな自然環境を守るため、ウラル山脈の一部はロシアの自然保護区や国立公園に指定されています。
テンシャン山脈

テンシャン山脈は中央アジアに位置します。
中国、キルギス、カザフスタンの国境あたりに広がる山脈です。
古生代に形成された山脈が、新生代に再び隆起して形成されました。
3500~5000m級の山々が連なり、最高峰は7439mのポベーダ峰です。
氷河も発達しており、山麓にはその雪解け水からオアシスが点在しています。
このオアシスでは古くから農耕が行われてきました。
テンシャン山脈は、未だ登頂されたことのない未踏峰がいくつか存在するほどの、世界最高峰の山脈の一つです。
その一方で、山麓にはゆるやかな丘や湖が広がっています。
そこでは軽めのトレッキングができたり、冬にはウィンタースポーツが楽しめたりと、観光地としても人気を集めています。
2.まとめ
以上、アジア州の3大山脈を紹介しました。
位置を問われることが多いので、地図上でしっかりとおさえておきましょう。
また
「ヒマラヤ山脈のエベレスト」
これも問われやすいキーワードですので、ぜひ覚えておきましょう。
次回は「アジア州の宗教」です!
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