第1問
タイの正式国名は【 】で、国王のいる立憲君主国である。
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タイ王国

解説:タイは東南アジアの中で数少ない「王国」を名乗る国。国王は単なる象徴以上に、国民の精神的支柱として強い敬愛を集めています。日本の天皇制とよく比較されますが、国王への不敬は法律で厳しく罰せられる点が特徴です。
第2問
タイは、ヨーロッパ列強による植民地化の時代に、イギリス領とフランス領の【 】国として独立を保った。
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緩衝
解説:19世紀、東南アジアは英領ビルマと仏領インドシナに分割されました。その狭間にあったタイ(当時はシャム王国)は両国にうまく外交を行い、領土を割譲する代わりに完全植民地化を避けました。「植民地にならなかった唯一の東南アジアの国」としてよく試験に出ます。
第4問
タイ西側は【 】、北東側はラオス、南東側はカンボジアと国境を接する。
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ミャンマー

解説:国境は山脈や河川で隔てられていることが多い。国際関係的にも、隣国ラオスやカンボジアとの間で民族問題が存在します。
第5問
タイ南部は【 】半島北部に細長く続き、マレーシアと接する。
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マレー
解説:マレー半島北部はゴムや油やし(アブラヤシ)のプランテーションが盛んな地域。ここはイスラム教徒が多く、タイの仏教徒中心の社会とは文化的に異なる側面もあります。
第6問
タイ中央部を南北に流れる大河は【 】川である。
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チャオプラヤ
解説:タイの「母なる川」。流域は肥沃な沖積平野で、米の生産の中心地。メコン川(ラオス国境)と並んで重要な川として試験に頻出。
第7問
チャオプラヤ川の河口付近に位置する首都は【 】である。
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バンコク

解説:人口1000万人以上の巨大都市圏で、東南アジア有数の世界都市。交通渋滞・大気汚染といった都市問題も多く抱えています。
第8問
タイの人口は約【 】万人で、その大半はタイ人である。
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7000
解説:東南アジアの中では人口が多い国に属します。ほかに中国系(華僑)が経済を担うことが多く、国境部には少数民族(ラオス系、カレン族など)が居住しています。
第9問
タイで信仰されている仏教は、日本の大乗仏教とは異なる【 】仏教である。
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上座部
解説:スリランカや東南アジア本土に広がった仏教。修行による個人の悟りを重んじます。日本や中国に伝わった大乗仏教は「万人救済」を掲げるため、救済観に違いがあります。
第10問
上座部仏教は戒律を厳格に守り、【 】した者だけが救われると考えられる。
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出家
解説:僧侶の修行による悟りが重視されます。大乗仏教と異なり、在家信者の救済はあまり強調されません。
第11問
タイ全土には約【 】万もの仏教寺院がある。
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3
解説:農村では寺院が共同体の中心となり、集会所・学校・病院の役割も果たします。冠婚葬祭は必ず僧侶が関与します。
第12問
タイでは男子が【 】することが最大の功徳とされ、一人前と認められる。
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出家
解説:短期間だけの出家も一般的で、家族の名誉とされます。
第13問
現在も約【 】万人の僧侶が戒律に基づいた生活を送っている。
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40
解説:街では黄衣(サフラン色)の僧侶が托鉢を行う姿が日常的。
第14問
タイの気候は全体的に【 】に属する。
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熱帯
解説:一年を通じて気温が高く、モンスーンの影響で降水量が季節的に変動します。
第15問
タイの大半は雨季と乾季が明瞭な【 】気候である。
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サバナ
解説:モンスーンに左右される稲作に適した気候。北部・中部で見られます。
第16問
サバナ気候の地域では、南西モンスーンの季節である【 】月から10月が雨季になる。
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5
解説:インドやベトナムと同じで「5月ごろの雨季入り」はモンスーン気候の典型です。
第17問
逆に北東モンスーンの吹く【 】月から4月が乾季になる。
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11
解説:乾燥した季節であり、灌漑設備が発達しました。
第18問
雨季が始まる直前の【 】月が最も暑くなる。
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4
解説:雨季が来る直前は乾燥と高温で最も過ごしにくい時期。インドの「酷暑」と同じ原理です。バンコクの年平均気温はおよそ29℃と、熱帯の都市の中でも高めとなっています。
第20問
天然【 】の生産・輸出は世界第1位で、世界の3分の1を占める。
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ゴム
解説:タイヤ産業に不可欠な天然ゴム。タイ南部は天然ゴムのプランテーション地帯となっています。タイは、マレーシア・インドネシアと並んで「天然ゴム三大国」です。
第21問
チャオプラヤ川河口付近やマレー半島北部では【 】の養殖が盛んで、日本にも多く輸出される。
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エビ
解説:エビフライや天ぷら用に日本へ大量輸出。しかしマングローブ林の伐採による環境破壊が大きな問題となっています。
第22問
近年のタイでは農業に代わり【 】業が発展し、自動車や電気機械などの工業製品が輸出の中心となっている。
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工(業)
解説:バンコク周辺には工業団地が多数立地。特に日本企業の進出が顕著で、「東南アジアのデトロイト」と呼ばれるほど自動車産業が盛んです。ASEAN経済でも中心的役割を担っています。